石綿含有吹き付け材等の除去作業にあたって、隔離措置・セキュリティゾーンの設置とともに集じん・排気装置の設置が義務付けられています。隔離された作業場内の空気を交換すなわち換気をすることにより石綿粉じんの濃度を低減させること、作業場内を常に負圧に保つことにより汚染された空気を外に出さないという二つの効果をもっています。集じん・排気装置に吸引される作業場内の汚染空気は、1次、2次フィルターによってろ過され、最後にHEPAフィルター(0.3μmの粒子を99.97%以上捕集)でろ過されることによって清浄な空気となって外部環境へ排出されます。