聴覚保護具とは、騒音性難聴を防止するための保護具です。
聴覚保護具を大きく分けますと、
〇耳の穴にいれる耳栓と
〇耳全体を覆うイヤーマフ(耳覆い)
があります。
どちらを使用するかは作業の性質や騒音の性状で選択します。騒音の大きなところでは耳栓とイヤーマフ(耳覆い)を同時に使用するとより効果的です。
騒音性難聴を防止するためには、イヤーマフ(耳覆い)であっても、耳栓であっても
①装着者の耳に適したものを選択する。
②正しい装着方法で装着する。
③適正な保守管理を行う。
ことにより、聴力障害の発生及び進行を防止することが可能です。
聴覚保護具の選択に当たっては、ばく露される騒音の音圧レベルと周波数によって、遮音の程度に適合した保護具を選択します。この時、耳栓の場合、出来れば装着した耳栓がどの程度遮音できているかを確認することをおすすめします。(遮音効果を測定する計測器として「耳栓チェッカー」等があります。)