産業用ガス検知警報器は、各種設備からの漏えいや発生するガスの濃度を早期に検知し、作業環境に存在する危険または有害なガスの濃度を測定して、この情報を元に保護・防災措置を迅速・的確に行うために使用します。測定対象となるガスは大きく分けて「可燃性ガス」、「毒性ガス」、「酸素」の3種類に分類されます。
ガス検知警報器の種類は、作業者が移動しながら使用する「携帯形ガス検知警報器」と、あらかじめガスの存在が想定できる場所に設置して、継続的にガス濃度を測定する「定置形ガス検知警報器」があります。
その他には「検知管式ガス測定器」があり、これは検知管と、ガスを検知管に通気するためのガス採取器から構成される測定器です。検知管で測定できるガスの種類は約250種類あります。